Amazonビデオダイレクトの収益化方法がアツい!Amazor(アマザー)も誕生するか

Amazonビデオダイレクトの収益化方法がアツい!Amazor(アマザー)も誕生するか

Amazonで新しい動画サービスが開始されました。YouTubeに似ているけれど、YouTubeに比べ動画製作者側にいかに収益を得てもらうかに、より意識が向けられているサービスだと言えそうです。

ここでは新しいAmazonビデオダイレクトの収益化方法やその特徴、YouTubeとの違いなどについて記事にしてみます。

Amazonビデオダイレクトでの収益化方法

動画の製作者がAmazonビデオダイレクトを通して得られる収益のルートは主に4つあります。

多様な収益化
プライム会員のストリーム時間、レンタル・購入・追加会員制サービスの月会費・アドインプレッションからのレベニューシェア、またはこれらオプションの組み合わせより、タイトルごとにロイヤリティの稼ぎ方を決められます。

Amazonビデオ ダイレクト

端的にまとめると

  1. Amazonの既存のプライム会員があなたの動画を視聴した時間の長さに応じて支払われるロイヤリティ
  2. (YouTuberと同じ)無料で公開している動画からの広告収入
  3. 動画の販売・レンタルによる売上げ
  4. (米国で開始された)「Streaming Partners Program」での販売収益

以上の4つの方法と、それらの組み合わせによる収益化が可能だということです。

視聴時間に基づくロイヤリティの支払いがあるのは素晴らしい

Amazonビデオダイレクトでは(今のところ米国では)1時間当たり15セント、上限は年間7万5000ドルで、ユーザーたちの視聴時間に基づいたロイヤリティが動画公開者に支払われるそうです。

YouTube動画などを観ていても、広告をクリックする人なんてほんとにごく一部の人だけ。ほとんどの人にとっては広告は邪魔以外の何者でもないと思います。でもわざわざ購入してまで観たい動画なんてそうあるものでもありません。

となった時、視聴時間に基いてロイヤリティが支払われるというのは動画製作者側としては本当にありがたい仕組みじゃないでしょうか。

無料動画からの広告収入

さらにYouTubeと同じように無料公開動画の広告クリックによる広告収入も得られるようになっています。分配率もYouTubeと同率の55%がクリエイター分(動画公開者の取り分)になり、率も悪くありません。

新サービスではたまに「そもそも広告が少なくて話にならない!」なんてこともあります。でも今回のサービスはAmazonが始めるサービスなのでそういった致命的な欠点が露呈するようなことも考えづらいと思われます。

動画の販売・レンタルによる売上げ

動画の販売やレンタルによる売上げではその50%がクリエイターの取り分になります。

50%というのは、普通にDVD化して動画コンテンツを販売することを考えたらものすごい高料率です。時間が経ち、Amazonビデオダイレクトの利用が広まったら、たとえばミュージシャンやアイドルグループのDVD販売なども次第にこのAmazonビデオダイレクトを通しての販売に切り替わっていくかもしれませんね。形あるモノを作らなくていいのですから、利益率がハンパないです。

そしてそんな著名な人々の販売動画に混じって一般のクリエイターが製作した動画も販売されているという状況は、どちらかと言えば一般クリエイターにとってのメリットの方が大きそうです。著名人は一般人に混じって販売されることで少しその価値が目減りしてしまう感がありますが、逆に一般人は有名アーティストなどに混じって販売されていたら価値が少し上がりそうです。

最適な収益化方法を提案してくれる

さらに、本気で動画配信をしていきたい人にとって嬉しい「販売方法の最適化」に関するデータも利用可能とのこと。

データから販売方法最適化
ストリーム時間、追加会員制サービスの会員人数、見込み収益、支払い履歴といったストリーミングデータ一覧を使って、タイトルの販売促進方法を最適化することができます。

Amazonビデオ ダイレクト

無料で公開しておき広告収入を得るのが良いのか、それとも動画を販売してその収益を得た方が利益が大きいのか、蓄積される各種データを基に柔軟に選択できるようです。

タイトルごと、つまり1本1本の動画ごとに収益化の方法を選択できるとのことですので、たとえば普段は無料で動画を公開してファンを獲得しつつ、濃い内容の動画を製作した時だけそれを有料で販売する、といった形で収益の最大化をすることも可能のようです。

たとえばユーチューバーであればこれまでは無料動画でファンを獲得して、ファンに対してTシャツやシールなどのどうでもいいグッズを販売するという流れがありましたが、その販売されているグッズはファンであっても要らないと思うようなどうでもいいものばかりなのが現実でした。

でもそれが「イチオシの動画を有料販売」できるようになれば、収益化がとても簡単だし、ユーザーとしても楽しみが増えそうです。収益化のための柔軟な選択肢が用意されているというのはとても魅力的ですね。

Amazor(アマザー)誕生も時間の問題だろう

YouTubeの動画配信で収益を得ている人はYouTuber(ユーチューバー)と呼ばれますが、そのうちこのAmazonビデオダイレクトで収益を得て生活する Amazor(アマザー)も出現してくることでしょう。

ただYouTubeと違ってAmazonの場合はプライム会員(Amazonの有料会員)に好まれる動画を配信することでより大きなメリットを享受できる形になっているように感じるので、YouTubeとAmazonビデオダイレクトでは少しだけユーザーやクリエイターの棲み分けが生まれるかもしれません。

Amazonビデオダイレクトではよりしっかり作られたコンテンツ(動画)が好まれそうな気がします。

 

Amazonビデオダイレクトの収益化についてまとめ

動画配信サービスはどこも、初めはいわゆる「違法アップロード」されたテレビ番組であったりエロ動画であったりが起爆剤となって世に広まっています。そういう起爆剤を通して多くの人に認知され、次第にコンテンツが増えてきたらクリーンなサービスに変化していっている現実があります。

その点、すでに有名企業であるAmazonが始めるサービスでは、開始当初とはいえ違法コンテンツを許容するわけにもいきませんし、その点をどう克服してサービス利用者を増やしていくか。その辺が見ものですね。

とはいえ今でも既に「映画はAmazonで観てる」なんて人も結構多いので、その意味ではスムーズなスタートを切ることも可能かもしれませんが。

さて今後どのように盛り上がりを見せるのか。一人のユーザーとしても楽しみです。