『無限の住人』原作読んだ人の感想レビューまとめ これは期待できそうだ!

2017年4月29日(土)に公開される映画『無限の住人』。
キムタク主演で福士蒼汰や市川海老蔵などが脇を固めるという豪華キャストの映画ですが、原作が漫画だということなので、原作を読んだ人のレビューをまとめてみました。

リンク 映画『無限の住人』オフィシャルサイト

『無限の住人』原作レビューまとめ

画像:無限の住人

父を殺し、母を攫(さら)った剣客集団『逸刀流(いっとうりゅう)』に復讐を誓う少女・浅野 凜(あさのりん)は、「百人斬り」の異名を持ち、己の身体に血仙蟲(けっせんちゅう)という虫を寄生させることで不死の肉体を持った剣士・万次(まんじ)を用心棒として雇い、逸刀流の統主である宿敵・天津影久(あのつかげひさ)を追う旅を始める――。

「痛み」への飽くなき追求

「不死の苦悩」を扱った作品は数あれど、こんな風に「不死の痛み」を扱った作品は
今までなかったように思います。

不死の体を持つ主人公「100人斬りの万次」は、施された秘術で体内に宿された
「血仙虫」の力で首と胴を切り離されない限り死にません。
斬られた手足は「ヨイショ」と繋げれば元通り。お腹も背中も数分で、ホラ元通り。
おまけに奇怪な武器を山ほど駆使する達人。
どんな斬り合いも「反則的」に負け無し!

でも、だからって全然大丈夫じゃないんです。

そう。斬られたら、凄く痛いんだってば。

数多の剣の達人や、暗器の使い手と渡り合う万次さんは、その度ごとに必ず
「イテェ!!」と手足を落とされ、腹や胸を貫かれます♪

またこの描写がスゴイ。
どういう発想をすればこんな武器考え付くの?ってぐらいエグイ暗器の数々で
刺し貫かれ、抉られ、ボロボロにされる万次さん。

でも、どんなに痛くても、死ねない。
不死身だから♪

いやいや万次さんだけじゃなくて、主要登場人物は一度は必ず、
目をそむけたくなるような「痛い目」に遭います。
ああ、麗しの百淋姐さんも…。

私が「無限の住人」から目を離せないのは、このアブノーマルな「沙村広明ワールド」に
対する本能的な「怖いもの見たさ」なのかもしれません。
だって、こんなに「痛い」漫画、ほかに見当たりませんもの…。

なのにギリギリのところで「グロ過ぎ!」にならず、
痛みすらどこか美しい。どこか淋しく物悲しい。

ストーリーは全然違うけど、子供のころに読んだ手塚治虫の「どろろ」の匂いを
ふと思い出させる、不思議な不思議な「沙村広明ワールド」。

本編最新刊はいよいよ最終章へ突入。
一味違う刺激が欲しいあなた。
これを機会に「無限の住人」になってみてはいかが?

はまって、一気に購入です。。

kindle版1巻が無料だったので、うっかり読み始めて、はまりました。
実は、学生時代(もう10年以上前)に一度途中まで読んでいたのですが、女子の私には
きついシーンが多かったり、なんか導入部分が浅い気がして、読むのをやめていたのですが
完結して読んでみたら、なんと、おもしろい。
グロが大丈夫な方なら、ぜひ読んでほしいです。絵の美しさも押しの理由の一つです。

自分で自炊できれば、古本で5000円たらずで買えそうなものを、今回は、
kindleで全部そろえてしまいました。作者を応援する意味を込めて・・。

画像:映画『無限の住人』

完結したのでまとめて購入

kindleで買ったので忘れがちですが1994年に出てる作品なんですよね。
絵の綺麗さとか、古さを感じさせない沙村ワールド。
まさしくネオ時代劇ですね。
設定自体は死ねない主人公と、親の仇うちに出るヒロインとお決まりかもしれませんが、94年ですからね。
今更感といったらおかしいし、その設定で面白いんだから流石むげにん。

完結から数年経ち、内容について一切ネタバレされていない状態で古本ではなくkindleで全巻購入したのは
この作品と作者ならハズレるわけがないと思っているからです。

江戸(異世界)無茶苦茶剣術アクション

活劇シーンの妙は恐悦至極。
モードの先端を超えてしまった衣装を法螺に着飾る剣士達の生き様は、読んでるうちに熱く、体を痺れさせます。

バガボンド以外の剣術アクション漫画を読みたければ、まず第一にお勧めしたいのは、この むげにん。
杓子定規に判断すると[ グロ注意!]のレッテルを貼り付けたくなるのですが、作画のあまりの華麗さと、シナリオの気持ちよい滑・落・昇・天さに、この作品へのレッテル貼りの欲求は消し飛んでしまいます。

日本マンガを堪能するには、外せない一作。

画像:映画『無限の住人』

残酷さを通して描く美しさ

不死の体をもつ主人公「万次」と両親を殺された娘「凛」の物語。

凛の両親は道場を開いていたが、かつて道場を追われた天津家の現在の跡取り
天津影久(と彼が率いる逸刀流の者たち)によって殺されてしまう。敵討ちを
誓う凛は、用心棒(助太刀)の万次とともに天津影久を追う…。
とまあ、こんな内容になっています。

世界観は一応江戸時代ですが、モヒカンみたいな髪型の奴がいたり、サングラ
ス、ピアス、髪染めと格好は何でもござれです。キャラの個性がとにかく強い
ところは本当に見ていて飽きません。しかも、ストーリーの運び方がうまいか
らパワーインフレがほぼなく、ハラハラドキドキの展開です。また、剣士の武
器が様々にデザインされていて、コミックの巻末なんかに特集されている場合
もあって、いろんなお楽しみが待っています。

絵は細い線と筆が走ったような線の入り混じる独特の雰囲気があります。戦闘
シーンは迫力満点です。擬音の「ドカッ」「グッ」「ダッ」など普通はカタカ
ナで書く部分が全て漢字になっているところも、雰囲気というか迫力を感じさせ
ます。戦いを決めるひと斬りはときに見開きを使って、さらに画面の周囲に花
や装飾がほどこされて描かれます。これが私は大好きで、劇的な瞬間を演出し、
残酷さのもつ美しさがこれでもかというぐらい強調されます。

ただ、こういった残酷な描写がまったく駄目だという人はやめておいたほうが
いいと思います。ご注意を。でも、残酷OKの人にはぜひ見てもらいたい作品。

旨い。

非常にクオリティが高い。単行本は20巻近く出ていますが、あっという間に読んでしまいました。最初は絵とアクションだけのマンガだろうと思って読んでいましたが、大きく裏切られました。魅力的なキャラクターに加え、彼らの口や行動によって語られるそのメッセージといったら!

ありえないアクションや稚拙なストーリーのマンガにうんざりしている方、ぜひ本書を手に取ることをお勧めします。この物語を読むことで本当のマンガを知り、あなたも本書の、しいてはマンガの世界の「無限の住人」になることでしょう。それほどに価値のある本書を、是非。

最高

 壮絶な戦場と、鋭い緊張の中を生きる人たちが美しい。その場その場で作り上げる感情的な整合性に引き込まれる。常人には到底理解できない心情が吐露されているのに、リアルだなと思ってしまう。
 私は凛が好きだ。復讐という大事を成そうと言うのに、流されまくって、殺されてもいいかななどと考えることもある。博愛を説くようでいて、図太い。全く理解できないけど、格好いい。

  グロさエロさが気持ちいい。私は三次元のスプラッターは大嫌いだが、この作品の残虐描写の虜になった。無限の住人の世界と残虐描写は切り離せない。感覚的な理解を助けるのは、ストーリーよりも残虐描写なんじゃないかというくらいに。作者の手にかかれば、暴力も観念的な何かに質を変える。残虐な心理の底にあるものがひどく綺麗に見えてくる。暴力が書かれる必然性を感覚的に共有できるかが、作品の好き嫌いを分ける気がする。

「生者」と「死者」を繋ぐは「不死者」・・・血煙刃舞絢爛怒涛の斬華纐纈絵巻、ここに大団円!

19年に亘る連載が、ようやくここに完結。思えば『無限の住人』は、アフタヌーン四季賞を受賞してあれよあれよという間に連載へとなだれ込んでいった当時から、リアルタイムで読んできた読者なので感慨深い。連載長すぎの漫画はつい途中で放棄してしまうデラシネ読者のジブンも、「漫画離れ」していて全然漫画に見向きもしなかった時期でもこの作品だけは読み続けていた。沙村氏の画力・ストーリーテリング・描写力に最後まで引っ張られてしまったのである。脱帽、そしてお疲れ様でした!

思い入れが深いので、どうしてもこの最終巻の内容に触れるレビューにならざるを得ない。ので、「ネタバレ!」とか言ってすぐ怒る方はこれ以降は読まれないことをオススメする。
さてどっから始めたものであろう・・・とにかく、『無限の住人』を始めて目にしたときの鮮烈な衝撃は、いまだに色褪せず憶えている。擬音に漢字を充てる独特のセンス(「愚者!」はサイコーでしたね)、敵が微塵に切り刻まれる見開きの「無残画」の様式美、そして、さりげなくパンクとかメタル系のミュージシャン名をキャラの当て字に使う遊び心(司戸菱安→シド・ヴィシャス、黒衣鯖人→ブラック・サバスとか)など、当時の漫画とはちょっと違ったエッジの利いたセンス・・・というかサブカルブームを先取りしたような独特の感覚があって、他の漫画と一線を隔す「沙村美学」ともいうべきものを最初から確立していたのだと思う。
やっぱり、最大の魅力は主人公の卍だ。丹下左膳のパク・・・いや、オマージュ(笑)と作者ご本人もおっしゃっている、ひねくれ無頼キャラ、剣というよりは「殺人道具」としか思えないビザールな武器の数々。斃した敵の武器はしっかり自分のものとしていただく弁慶みたいな図々しさ(笑)。このアウトローぶりが、少年漫画のような正義や友情を振りかざす苦笑系の主人公たちと一線を隔していて面白かったのだ。
卍は、身体に「血仙蟲」という超再生能力をもった微生物を仕込まれているせいで、身体を切り刻まれても再生する不死者である(寿命も含めて)。この漫画が剣戟ものとして面白かったのは、卍も相当の腕の剣士だが最強ではなく、毎回強敵にボコボコにされ切り刻まれて血まみれゾンビ状態になりながら辛勝するところである。曲者ぞろいの敵キャラも最高に魅力的だった。

伊藤晴雨的責め地獄な描写の数々に、作者の沙村氏は間違いなくドSだな・・・と思っていたら、やっぱりあっち系のスゴイ画集を出したりナスティな漫画をほかで連載あそばされたり(笑)、矢張り鬼畜であらせられる(失礼!)と思ったのだが、ある時氏のインタビュー記事を読んで、目からウロコが落ちたことがあった。それは、剣士たちが戦いのなかで惨たらしく死んでいくことはあっても、何の罪もない市井の人々がたまたま通りかかって戦いに巻き込まれて死ぬというようなことだけは絶対に描かない、というルールを己に課している、と言われていたことだった。そう言われてみると『むげにん』って、斬り合いのシーンでは一切通行人がいないのである。不自然なくらいに。
そんな訳で、そのインタビューをきっかけに、自分の中で沙村氏への印象が180度ガラリと変わって、実は自己流のヒューマニズムをお持ちの方なのだということが判った。そしてそれは、自分の中でこの物語は決して読者を失望させるような終わり方はしない、という事を確信した瞬間でもあった。誰が生き残り、誰が死んでゆくのか・・・そうしたものが、自分の中でほぼ「視え」て、そしてそれはほとんど予想通りだった。個人的には、凶戴斗は死ぬべきキャラクターではない、と思っていたので、彼が生き残ったのはやはり嬉しかった。
前巻から引き続きの壮絶な死闘のクライマックス、次々と散ってゆく最強剣士たちの最期は本巻も圧巻。誰がどう・・・という事は伏せておくが、個人的には密かにダークホースと睨んでいた宗理先生に、もう一度斬り合いの見せ場が欲しかったなぁ・・・実は槇絵の次に強いのは宗理先生じゃないかと睨んでいたのだが。あの凶を子供のようにあしらってしまうぐらいなのだから。

この最終巻は、まさに「生き残る者」と「死にゆく者」に運命を分かつ物語だったと思うのである。
不死の用心棒・卍を雇った少女・凜の復讐行は果たしてどんな結末を迎えるのか?
ほかのレビュアーの方も書いているが、あの素晴らしいラスト・・・90年の時が過ぎ、卍は明治の世に生きている。
そして・・・凜の子孫と「あの男」の手が、遥かな時を越えて握り合わされる感動的なシーン。恩讐を越え、「生者」と「死者」が手をとり合い、ここに長い長い凜の復讐の旅が本当に終わるのだ。そしてそれを取り持つのが「不死者」卍なのである。何という粋なはからいだろうか。あの「小指」の意味が判らなかった方は、ひとつ前の29巻をもう一度読み直してみて下さい。「アッ!」と気づくはずです。
卍はここで、もうひとつの約束も果たしたことになるんですね。
ちなみに、卍に渡される短剣の伏線は、第21巻のp.25〜26に描かれています。「ウヌカラ・カンナスイ」・・・ということは、あの少女は・・・? ここから先は、読者の自由解釈ですね。本書のラストの2人のその後は・・・何年か後と思われる様子を、表紙カバーを外すと見ることができます。

『無限の住人』は、単なる鮮血飛沫く見世物剣戟漫画ではなく、剣に生き、剣に運命を狂わされてしまった人々のさまざまな思いが渦巻き、それを見事に収斂させた人間ドラマでもあるのだと信じて疑わない。
不死者・卍は、いまこの瞬間も、どこかにいて生き続けている、に違いない・・・彼はこの混迷の時代をどんな風に見て、どう感じるであろうか?

画像:映画『無限の住人』

綺麗な終幕でした。

 最初に勤めた会社近くの本屋にあって、『 表紙絵のカッコいいコミックだなぁ。 』
と1〜3巻まで衝動買いしたのがきっかけでした。時は流れて十余年、よもやここまで
続くとは・・・・最終章宣言してからも「着地点をしっかりと決めて無事に降りた。」という
人気作としては恵まれた終わり方だと思います。(”売り上げX千万部突破”という煽り文句の
帯を付けた人気コミックが、迷走・打ち切りになる度「カンベンしてぇ・・」と幾度懇願した事か)
 
 本当に色んな所で、様々な剣士・武士達がそれぞれの形で生死を問わず、一つの区切りを
迎えていきます。天津の最期は”事の始まり”を振り返ってみれば、あれが正解でしょう。 

 そしてエピローグ。(或いは別か?)実に”無限の住人”のタイトルを象徴した内容で◎。
紗村先生のネオ時代劇な活劇。またいつか手に取る機会を心待ちにしています・・・・・。

画像:映画『無限の住人』

とうとう終わってしまったか・・・

 私が「無限の住人」に出会ってからもう19年もたったらしい。そりゃあ、私も歳をとるワケだ。そんな、長いような短かったような19年。いよいよ本巻で終幕である。

 最終決戦が目前に迫ってきた頃、おそらく他の読者の方々もそうだったと思うが、「誰が死んで誰が生き残るのか」を予想をしながら読み進めていた。
 別に自慢をしたいわけではないが、予想はほぼ当たっていた。ただこれは、私の洞察力が優れていたわけでは決してなく、死んだ人も生き残った人も「必然」だったということだろう。
 理不尽な死も理不尽な生もなかったと思う。死んだ人は死ぬべき理由があったのだし、生き残った人は生き残るべき理由があったのだろう。ただ、あの人が生き残っていたのは予想外だったが。
 そういう意味では、沙村先生の導き出したキャラクター達の顛末は、読者の期待を裏切らなかったと言えると思う。

 あまりに多くの人が死んだ哀しい物語であったからこそ、このエンディングには救われた。おそらく、考えうる限り最高の締めではないかと。
 最後の「小指」も意味が分かった瞬間、思わず声を上げてしまった。あえて説明を入れずに読者の感じるがままにさせているのがニクい。

 余談だけど、本作品の最強は槇絵さんということになってるのかな。私は宗理先生最強説を唱えているのだけど。

 ともあれ、私のお気に入りがまたひとつ終わってしまった。読み終えた満足感とともに寂しさもあるが、しばらくはその余韻に浸りつつ、次のお気に入りを見つけるとしよう。

画像:映画『無限の住人』

人生のある一角を占めている作品

両親を殺された少女『凜』と、その用心棒で不死の肉体を持つ侍『万次』による仇討ちの旅が、遂に大団円を迎えました。
大学生の頃、「死なない侍が主人公?変なマンガだな」と思って読み始め、気がつけば19年も経ってました!
これだけ長い連載だと、普通は中弛みして脱落するものですが、絵と殺陣の圧倒的なカッコ良さ、
それぞれの登場人物が抱えるドラマ、特に、悪役とも思えるキャラが背負った業の深さ……
単純な勧善懲悪に陥らないストーリーに魅せられ、読了することができました。
私の40年の人生のうち、約半分をこの作品とともに歩んだと思うと感慨深いものがあります。

数々の名場面が思い浮かびますが、無理矢理ベスト5を選ぶとすれば、加賀編の関所越え、凛と天津影久(凛の両親の敵)の逃避行、
逸刀流の江戸城襲撃、『六鬼団』吐鉤群の妻と息子による決断がもたらす悲劇、吐vs天津…でしょうか。

それにしても、主人公であるはずの万次が最強でないばかりか、どちらかというと弱いのが笑えます。
最初は『100人斬り』とか言われて強そうに見えましたが、話が進むにつれ、より強く魅力的な敵が次から次に登場します。
いつしか、闘いの度にボコられ、バラバラにされるようになる万次。不死設定が無ければとっくに話は終わってます。
周りの協力により、やっとのことで勝ちを拾う様は、もはや様式美ギャグと化していました。
(ギャグといえば、時代考証を無視した現代的な言い回しのセリフやギャグが散りばめられた会話が楽しいです。)

血が飛び散りまくった物語でしたが、最期は非常にロマンチックな、美しい幕切れでした(作者は決め打ちしていたと思います)。

日曜20時の大河ドラマにしてほしいくらいですが、グロい場面が頻発するので絶対無理だろうな(笑)。

画像:映画『無限の住人』

沙村先生お疲れさまでした。

リアルタイムで連載開始から見てました。
今度、木村拓哉さん主演で映画化ということで、もう、ときは過ぎましたがレヴューを書かせていただきました
漫画界の最高の漫画の一つでもある本作品ですが、もう、これ以上の時代劇は見れないと思うと悲しい気持ちもあります。
沙村先生が、現在、手がけている「波を聞いてくれ」が息を着いたらでいいので、またこのような時代物を見てみたいです。(続編でもいいです)
本当にお疲れさまでした。

画像:映画『無限の住人』

無限の喪失感

また次号が楽しみな作品が一つ完結した
ネオ時代劇の名に恥じない大傑作だったと思います
テレビや映画の時代劇も これだけ面白ければ廃れる事もなかったろうにと
何回思ったことか
何はともあれ 沙村先生お疲れ様でした 

立つ鳥あとを濁さず

30巻、堂々の完結。
なんと、この漫画を読み始めてから、連載開始から、20年が立ちました。
恐らく、どこかの書店で立ち読みしたのがきっかけだったのでしょうが、よく覚えてません。
そのくらいの長い年月、卍にとって、この20年はどんなものだったんでしょうか。

20年蒐集するにあたり、長年自分が抱いていた疑問は以下の3つ。
・凛は最終的に天津に復讐を果たすのか?
・蒔絵に勝てる奴はいるのか?
・復讐を果たしたとして、その後の卍と凛は?

度々予想を裏切ってくれた本作ですが、
最終巻ではその疑問それぞれに対し、予想に沿うと思わせるや否や、やはり絶妙の返しを見せてくれました。
この作品は書ききることは全て書きってくれたと思います。

卍にとって、この20年はどんなものだったんでしょうか。
”無限の住人”である彼にとって、それはほんの一刻のことだったのかも知れません。

画像:映画『無限の住人』

永遠のオッサン 万次の旅

作者沙村氏の初連載作品が二十年近い時を経てようやく完結。
登場人物たちはそれぞれの結末を受け入れ、一人また一人と舞台を降りていきます。最後にひとり残され、すべての武器を手放す万次の心境はどういうものだったのか。まさか無限の住人を読んでいて落涙する日が来るとは。不覚。

まとめのまとめ

コミックスのレビューって★5がほとんどとか、普通だったりするんですかね?漫画を読むことが普段ないのでちょっとレビューの相場が分からないのですが、とにかく高評価レビューが圧倒的多数で驚きました。こんなレビュー見ていたら原作コミックスから読んでみたくなってきてしまいました。

まあとにかく、映画『無限の住人』、楽しみです。必ず観に行きます!