「現代の奴隷」は昔の奴隷より悲惨!人身売買に至る4つのパターン

現代の奴隷

脅迫や暴力などによって立ち去る自由を奪われ、搾取されている状態を指す「現代の奴隷」状態に置かれている人の数が、世界各地で4,500万人を上回っていることが5月31日に発表されたNGOの年次報告書で明らかになりました。

国・地域別で「奴隷」の数が最も多かったのはインドだった(推計1835万人)。また全人口に占める奴隷状態の人の割合が最も多かったのは北朝鮮で、人口の4.37%が奴隷状態にあり、政府の対応も最も鈍かった。
「現代の奴隷」は、脅迫暴力強制権力乱用詐欺などによって立ち去る自由を奪われ、搾取されている状態を指す。場合によっては、借金の形に漁船で労働させられたり、強制的に家事や売春をさせられたりする例もある。

参考 国際ニュース:AFPBB News

現代の奴隷

「現代の奴隷」と聞くと、悲惨な状況に置かれているのであろうことは理解できますが、そうは言っても普通に生きていると実態がいまいち想像できません。

そこで調べてみると、どうも私たちが過去に教科書で習ってきた”昔の奴隷”に比べても「現代の奴隷」というのはより悲惨な状況に置かれているようです。

奴隷一人あたりの価値が昔に比べて低い

現代の奴隷状態にある人たちは、昔の奴隷状態にあった人たちに比べてその一人あたりの価値が低くなっているそうです。

昔の奴隷は、一人あたりの値段が、現在の紙幣価値に換算すると約600万〜1200万円に相当するそうで、とても高額で取引されていたといいます。しかしそれが今では、たとえば幼女が一人あたり約2000〜数万円程度で売買されているとのこと。

ちょっと理解できない安さですね。奴隷としての人身売買の市場は一体どういう構造になっているのか?謎です。誘拐するにしてもそれなりのリスクがあるわけだし、貧しい家庭が子供を手放す(売りに出す)のであっても数千円から数万円程度の価格で手放すなんていくらなんでも安すぎのように感じます。

いったいその辺どうなっているのか。ちょっとその辺についての詳しい情報は見つけることができませんでした。

現代の奴隷はすぐに使い捨てされる

現代の奴隷は、昔の奴隷に比べてはるかに短い期間で使い捨てられるといいます。

「使い捨てされる」と聞けば「奴隷期間が短いということか?」と思ってしまいそうですが、そんな嬉しい話ではなく、要は現代の奴隷は性産業に売られることが多いため病気年増になれば用無しになってゴミのように捨てられる、という意味です。

安く仕入れてきた奴隷だからなのかもしれませんね。病気の対策もせず「ダメになったら捨てればいいや」と考えてしまうのも。昔の奴隷のように取引価格が高ければまだ大事に使おうという意識が多少は働くでしょうが、数万円で仕入れてきた奴隷ならそりゃ使い捨てにもしやすいでしょう。

現代の奴隷は供給過多

驚くことに、現代の奴隷は供給が多すぎるが故に需給バランスが崩れているのだといいます。政府の腐敗に加え、途上国における人口の爆発的な増加貧困の連鎖によって、現代の奴隷の潜在的な人数は今も増加しているのだそうです。

潜在的な奴隷予備軍があまりに多いため、まるで私たちが日常の中でいろんな作業をコンピューターに任せるようになったのと同じように、奴隷を使うような人たちは気軽に奴隷に仕事をさせているのだそうです。そしてもちろん私たちがパソコンが壊れてしまえば古いのは捨てて新しいのを買うように、奴隷も古くなれば捨てられてまた新しい奴隷が買われるのだそうです。

というか、数万円程度であれば、パソコンやスマホより安いぐらいです。パソコンやスマホですら壊れたらすぐ買い換えるんですから、もっと安い奴隷が使い捨てられるのは当然ですよね。

現代の奴隷は非合法のため、実態が掴みづらい

そして最悪なのが、この奴隷というものが現代では非合法だということ。

そのため市場原理に何らかの大きな力(政府など)による歯止めを効かすことができず、完全に需給バランスに基づく市場原理主義で人身売買が行われているため、貧困の増加とともに現代の奴隷状態に置かれている人たちの状況はますます悪化していっているものと見られています。

また、非合法が故に現代の奴隷たちは監禁状態に置かれているのが通常だといいます。売春宿では客の相手をしている時でも常に監視され、客に余計な話をしてしまえば客もろともその場で殺されるといいます。

奴隷の主人たちはボロ儲けできる

奴隷の購入単価が低い上に、奴隷一人あたりの生み出す収益は現代の奴隷の方がはるかに高いため、悪い奴らはボロ儲けができてしまいます。

昔の奴隷は主に農作業に使っていたため、高価にもかかわらず生み出す利益はそんなに多くありませんでした。しかし今は安価なのに、売春などをさせるため生み出す利益が大きく、悪い奴らは短期間でボロ儲けできてしまうのです。

悪い奴らが大金を持てば、それはマフィアであったりそれに類する反社会勢力などが力をつけることになるのは明白です。

現代の奴隷を他人事と思って放っておけば、やがて無関心でいた私たちの生活にも何らかの悪影響を及ぼす時がいずれ必ず来るでしょう。

人身売買に至るパターン

現代の奴隷が奴隷として売られてしまうルートには、大きく4つのパターンがあるといいます。

1. 両親が売ってしまう

両親が我が子を売ってしまうというのが一つのパターン。もちろん理由は貧困です。

こうして文字を入力しているだけでも胸を締め付けるものがある辛い話ですが、これが現実なんですね。

2. 誘拐や拉致

誘拐や拉致をされて、そのまま奴隷として売りに出されてしまうというパターンもあります。

この現代日本ですら行方不明者は毎年かなりの人数がいると聞きますから、途上国でならなおのこと「行方不明」で済まされてしまう人々が大勢いるのであろうことも理解できます。

記憶が曖昧ですが、たしかアメリカでも毎年何百万人という規模の行方不明者がいたと思います。

3. 本人が騙される

貧しい農村の女性が、都市部の高給な仕事をエサに連れ出され、劣悪な環境の売春宿で働かされるパターンもあるそうです。

私たちが想像するような「高給な仕事に釣られ」というのとは違い、こうして騙されてしまう人たちは「貧しい家族のために」「村のために」という思いで騙されてしまうのでしょうから、なんとも切ない話です。

農村部の大人たちはそうして都市部に出稼ぎに行ったはずの女性が帰ってこない現実を見ていたりもするでしょうから、なかには二度と帰ってこれないであろうことを分かっていながら「娘を売っている」ような親たちもいるかもしれません。

誰が誰を騙しているのか、その実態は個別に事情が違うのかもしれません。

4. 避難キャンプや農村部、貧困家庭に近づき、子を里子に出すよう親を騙す

まさか自分の子どもが売春宿で働かされることになるとは思わずに、親が騙されて子どもを引き渡してしまうパターンもあるそうです。

見ず知らずの者から里子に出すよう話を持ちかけられても怪しいことこの上ないように思えますが、それでも現実に貧困に苦しんでいる人たちは、子供たちの将来を考えたら里子に出したほうが子供たちも幸せに生きられるかもしれないと考えてしまうのでしょうか。

奴隷として売られた子たちの末路

上記のいずれかのパターンで人身売買の対象となってしまった子たちは、最終的にほとんどが以下のどれか(または複数)をさせられることになります。

  • 性的虐待
  • 強制労働
  • 臓器売買

 

まとめ

貧困の連鎖って、どうにかして止める術はないものなんでしょうかね。自分も男だからヤリたい気持ちは理解できますが、貧しい地域で無計画に子どもを何人も作るのはどうにかしてやめてもらいたいものです。

コンドームの無料配布でもできれば、それで解決とまでは言わなくても大幅に改善されるのでしょうか。どうなんだろう。ビル・ゲイツさんあたり試してみてくれないかな。

それでもしコンドームが無料配布されてもろくに避妊されないようだったら、その時は胸を痛めずに貧困地域を無視できるんで、それはそれで個人的にはいくらか助かるんですけど。